蔵書票作家事始め

蔵書票作家事始め

本の絵を描く人になりたいと思ったのは、10歳の誕生日のときだった。其日に買ってもらったE.A.ポオの短編集に司修さんの手になる挿絵があった。本の文章を書く職業のあることは知っていたが、本の絵を描く職業もあるはずだということに卒然と思い至ったのはまさにこの時である。 (さらに…)