LAMIA PRESS

「レイミア プレス」では、著者と購読者と版元の三者がお互いを信頼し、協力しながら美しい書籍を出版することを基本理念とし、日夜努力しております。この考えは2007年の設立以来変わらず実行しているつもりです。これからも美しい書籍を皆様にお届けできるように、精一杯努力してまいりたいと思います。

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Reliure

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News & Column

ルリユ―ルの魅力を教えてくれた人

ルリユ―ルの魅力を教えてくれた人

私に限定本や特装本、ルリユ―ルの魅力を教えてくれたのは気谷誠さん、大家利夫さん、武者統夫さんです。気谷さんからは「本は五感で読むものです」と、大家さんからは「本は自分でつくるものです」と、武者さんからは「普及本と限定本・特装本・ルリユ―ルとは大きく異なる。希少な本での読書は至福の時を感じる」ということを教わりました。...

1枚で12人の票主の蔵書票

1枚で12人の票主の蔵書票

第31回蔵書票世界大会に出席するために、私は2006年8月18日に成田を発ちました。 会場は、スイスのレマン湖に面するニヨンですが、ニヨンに行く前に蔵書票作家と会うためにプラハに立ち寄りました。プラハの旧市街に宿泊し、Josef Dudek、Jiri Brazda、Marina Richterova、Vladimir Suhanek...

日和崎尊夫さんの蔵書票

日和崎尊夫さんの蔵書票

日和崎尊夫さんによる蔵書票「読書するピエロ(仮題)」に関するいきさつを書いた拙文が、1995年11月1日発行の『蔵書票ジャーナル』第8号に掲載されています。内容は以下のとおりです。 日和崎尊夫さんの蔵書票 10年ほど前(1985年頃)になるでしょうか、日和崎さんに蔵書票を作ってもらう機会がありました。日和崎さんの作品については、昭和48(1973)年頃の朝日新聞に連載された「新動物誌」の挿絵以来、大変興味を持っていましたので、早速お願いすることとしました。...

ホームページ開設のお知らせ

私が主宰いたしておりますひとり版元「レイミア プレス」は2007年2月に船出し、これまでにアルフォンス イノウエさん、坂東壯一さん、林由紀子さんの作品を中心として11冊の書籍を出版してまいりました。 これらの書籍は、版元独自の宣伝媒体を持っていなかったために、ワイアートギャラリーの樋口佐代子さん、ギャラリーロイユの大月佐保子さん、スパンアートギャラリーの種村品麻さん、古書きとらの木虎秀信さん、古書肆マルドロールの故・小山富士子さん等のご厚意により販売をしてまいりました。...

蔵書票作家事始め

蔵書票作家事始め

本の絵を描く人になりたいと思ったのは、10歳の誕生日のときだった。其日に買ってもらったE.A.ポオの短編集に司修さんの手になる挿絵があった。本の文章を書く職業のあることは知っていたが、本の絵を描く職業もあるはずだということに卒然と思い至ったのはまさにこの時である。...

蔵書票を貼りましょう

蔵書票を貼りましょう

私が蔵書票を知ったのは学生時代でしたから、かれこれ30年以上前になりますが、実物を初めて見たのは昭和53(1978)年10月、東京は銀座のミキモトホールで開かれていた日本書票協会主催の「現代日本の書票展」でのことでした。...

愛書に貼ってこそ蔵書票

愛書に貼ってこそ蔵書票

江副章之介さんが育った長崎県島原市の家は、そのお隣が本屋さんだった。物心ついた頃から書店で過ごし、『少年』や『少年クラブ』などの雑誌や宮沢賢治の本を読みふける彼は、大層な本好きへと成長した。 30代の時、「蔵書票」という美術世界を知る。図案の中に依頼主の名前とお好みのモチーフが盛り込まれた小版画だ。日本では古来、蔵書印が使われてきたが、欧米では本の所蔵者を示すのに、お名前カードともいうべきこの蔵書票を本に貼ることが行われた。...

限定本創作の楽しみ

限定本創作の楽しみ

1995年春、小平市鷹の台駅前の松明堂ホールで、版画家の柄澤齊さんの著書『銀河の棺』刊行記念の木口木版画展が開かれ、4月29日には柄澤さんと詩人の渋沢孝輔さん、装丁家の高麗隆彦さんの3名による「詩・版画・装丁」と題した座談会が催されました。多くの人たちが興味深く座談会を聞いていましたが、私はこの会場で大家利夫さんに初めてお会いしました。...